紙の書籍

先日プリント・オンデマンド(POD)ということについて書きましたが、今回はこの方法で、電子書籍と共に紙の書籍も同時に出版する予定です。

前回の補足になりますが、AmazonのKindle storeでは、個人でも原稿をアップロードすれば、すぐに出版できるようになっています。

電子書籍の出版自体はお金もかからず、誰でも書いたものを電子書籍としてAmazonで販売することができるのですが、紙の本となるとちょっと話が違ってきます。

アメリカではアップロードしたデータから、PODで印刷した本を販売してくれるようなのですが、日本では、Amazonに取り次いでくれる業者に頼む必要があります。つまりAmazonとの間に入って、PODのデータを準備したり、実際に印刷をする業者がいくつかあって、そのうちのどこかにお願いすることになります。

色々と調べてみたのですが、結局初期費用がまったくかからない、インプレスという会社のNextPublishingというサービスを使うことにしました。

ここは自分で本文と表紙、背表紙、裏表紙のデータを用意してアップロードするだけで、注文が入ると印刷して出荷してくれるというシンプルなサービスで、私は今回全てを自分で用意してすでにアップロードしました。

ただ、文章は書けても、表紙は作れない人の代わりに作ってくれたり、本の中身になる部分のPDFファイルの作成支援などをしてくれるサービスもあります。

逆に言えば、しっかりした原稿さえ用意すれば、あとは少しの出費で電子書籍と普通の書籍を両方出版することができるのです。

他にも何社か調べてみると、それぞれ特色もあり、校正作業をしてくれるところや、メールでの打ち合わせをしっかりするところもあるようなので、利用するときには自分に合ったところを選んだほうがいいでしょう。私のように一から十まで全部やるのもなかなかしんどいですから、校正と印刷用のデータ作成などは、プロにお任せするのも手だと思います。

実は昨日、見本書籍サービスというもので一冊注文してみました。

5営業日くらいで送られてくるそうなので、それで問題が無ければ紙の書籍もGOサインを出す予定です。

ちゃんと製本されたらどんな感じなんでしょう?

見本を手にするのが楽しみです。