実はこのタイトルでも本をまとめようと思っているのです。
「破産のススメ」は自分の体験談です。そして今は本を出版するということを体験しています。
私もそうでしたが、趣味で文章を書いている人はたくさんいると思います。だからと言って、それで大儲けしたいとかよりも、自分の本が出版されてこの世に出るということに夢を見る人はきっと多いと思います。
「でもどうしたらいいのかわからない。」「お金かかるんだろうな。」
なんとなくそんな風に思っているんじゃないでしょうか?
確かに少し昔までは、本を出版するなら新人賞などに応募して入選するとか、出版社に持ち込むとか、さもなければ自費出版と言って、印刷・製本の費用を自分で出して本にするしか方法が無かったかもしれません。
ところが世の中に電子書籍というものが出てきました。
これは現在、基本的に無料で出版できます。
極端な話、自分のパソコンで原稿を書いて、AmazonのKDPというところでアカウントを取得してアップロードすれば、一円も払わずに、いきなり全世界に電子出版されます。
なんか恐ろしいですね。
実は私は2〜3年前にアカウントを取得済みだったのですが、なんだか恐ろしくてそのまま放置していたのでした。
それで今回はそのアカウントで電子書籍を出版することになったのですが、さらに恐ろしいことに、その本が電子書籍のみならず、ちゃんとした本としても出版できるようになっているのでした。普通に本屋さんに並ぶ書籍と違うのは、カバーと帯が無くて、全部表紙に印刷されたものになるのですが、ちょうど外国のペーパーバックのようなものだと思えばいいでしょう。
それでも本は本。ちゃんと手に取って紙のページをめくって読める本ですよ。
それは現代のインターネットやプリントオンデマンドという、インフラが整ったから可能になった、新しい書籍の流通方法です。
Amazonに本の注文が入ると、それがたとえ1冊でも、その都度印刷製本してお客さんに発送するシステムです。だから在庫が無いし、全く無駄がないのですね。ですから、こちらも特に印刷代を払うわけでもなく、売れたら印刷製本などの経費を引いた残りが支払われるようになっています。
そんなわけで、電子出版でもプリントオンデマンドによる紙の本でも、こちらはお金を払わずに出版することができるのです。実際に出版に関しては、私は一円もお金を払っていません。
こうなると、文章を書いていて、出版したいのにしない人は自分と向き合わなくてはなりませんね。
今回私は原稿を書くところから、編集、構成、校正作業にデータ作成、表紙のデザイン、出版のための手続きやデータのアップロード、その後のプロモーションまで全部自分で経験していますが、一番大事なことは、はっきりしています。
「必ず出版する。」と決めることです。
それだけははっきりしています。